正社員ではなく、派遣などのいわゆる非正規の仕事を選ぶ動機として、上位にあがってくるのが「自由度の高いライフスタイル」ではないでしょうか。
具体的に言うと、比較的単純作業で、余計なストレスがなく、勤務時間さえ耐えていれば残業をすることなく、余暇を自由に過ごせる。
正社員だと、残業は受け入れなければならないこともありますし、仕事に対する責任もあります。
さらに、仕事の残りが気になって、家に帰ってもなんだか休まらない……ということもありがちです。
もちろん、非正規の仕事がすべて楽というわけではありません。
実際、私自身も派遣社員として、曖昧な指示を出す無責任な正社員のもとで働いた経験があります。
それでも、とりわけ「データ入力」という仕事については、私の経験上、そういったストレスが比較的少ない仕事だと感じています。
だからこそ、人気も結構高い傾向にあります。
そこで気になるのが、年齢や性別による採用の差があるのかということです。
今回は、これまでの私自身の応募・就業経験から、このあたりについて書いてみようと思います。
年齢について
求人を見ていると、「30代活躍中」といった文言が書かれていることがあります。
これはどこまで信じていいのかわかりません。
しかし、実際に採用されて現場を見てみると、年代はさまざまであることが多いです。
もちろん、たまたまかもしれませんが、年代が偏っている職場もありました。
私の経験では、事務系やデータ入力の仕事については、それほど年代に対するこだわりはないように思います。
WEBデザイナーなどの職種は少し違う
余談ですが、半年ほど前、WEBデザイナーの職業訓練校に通っていたこともあり、ネタとしてデザイン系の職種にも応募したことがあります。
この系統の求人では、「20代活躍中」と書かれているものが多いです。
また、大きな会社はほとんどなく、ベンチャー企業などが多いため、若い世代に偏っていそうな印象もありました。
私もいくつか応募してみましたが、どれも門前払いでした。
この経験から考えると、年代によるフィルターは、会社の形態や職種によっては存在するのではないかと思います。
性別について
次に、性別についてです。
ここでは、主に私自身の「データ入力」への応募経験から語っていきます。
結論から言うと、性別によるフィルターは間違いなくあると感じています。
近年、就職活動をする際には、いつもデータ入力の職種から探していました。
職務内容については、単純なデータ入力で、電話対応やその他の業務がないような求人を中心に選んでいます。
ところが、派遣会社への登録や面談までは進むものの、応募した求人に採用されたことはほとんどありません。
むしろ、
「応募した仕事には採用されない」
↓
「後日、別の仕事を紹介される」
↓
「その仕事で初めて採用される」
というパターンが続いていました。
そして、その紹介される仕事というのが、単純なデータ入力ではありません。
英語が必要だったり、高度なExcelスキルが必要だったりと、時給に見合わない面倒な仕事ばかりでした。
もちろん、データ入力の求人で求められているスキルや経歴については、私はすべてクリアしています。
それなのに、なぜか全く採用されない。
これはおかしいと思うわけです。
今回の就職活動でも苦戦
今回の就職活動でも、かなりの数の求人に応募しました。
「en派遣」では37件、「Indeed」では28件。
いわば乱れ打ちです。
それでも、最終的に採用されたのは、たった1社だけでした。
そして、求人を見ていて気になったのが、
「女性多数活躍中」
「主婦歓迎」
といった文言です。
このような表現が入っている求人が非常に多い。
もちろん、それだけで男性が採用されないと断言することはできません。
しかし、私自身のこれまでの応募結果を考えると、性別によるフィルターがあり、その結果として採用されにくくなっているのではないかと考えてしまいます。
今回、採用された理由を考えてみる
今回採用されたデータ入力の仕事については、数ヶ月後には確認の電話対応もあるため、完全に単純なデータ入力だけの仕事ではありません。
また、以前お世話になっていた会社でもあります。
そのため、過去の勤務実績が良好だったことが周知されており、それが採用につながったのではないかと思います。
さらに、しばらく先の勤務開始にはなりますが、募集が出てすぐに応募したことも決め手の一つだったのではないかと思っています。
つまり、単純に「男性でもデータ入力に採用される」というよりも、私の場合は、過去の勤務実績など、別の要素が大きかったのではないかと考えています。
結論:男性が事務・データ入力の非正規で働くのは厳しい
ここまでの経験を踏まえると、私は、
男性が事務職、とくにデータ入力の非正規求人に応募するのは、かなり厳しい
と感じています。
もちろん、すべての会社がそうだと言うつもりはありません。
ただ、年齢を重ねていくと、さらに採用されにくくなり、そのうちどこからも採用されないという状況になってしまう可能性もあります。
そのため、他に進みたい道がないのであれば、男性の場合は事務・データ入力の非正規を最初から選択肢の中心にするのは避けたほうが賢明なのではないかと思います。
男性の非正規がいないわけではない
では、男性で派遣社員として働いている人がいるのかというと、職種によっては結構います。
以前、物流会社で働いていたときは、現場の仕事をしている人の半数以上が派遣社員でした。
また、インフラ系の大手会社で働いていたときも、営業などには派遣社員や契約社員が多数いました。
つまり、ちょっとタフそうな仕事には、男性の非正規社員も普通にいるということです。
逆に言えば、
「男は楽な仕事なんて許さない」
という社会からのメッセージのようにも感じます。
「隙間時間にサクッと、気楽に稼ぎたい」
という安易な考えでは、男性が非正規として長く暮らしていくのは難しいのかもしれません。
だからこそ、男性が非正規で働くのであれば、技術系や現場系など、何らかのスキルが身につく仕事を選ぶほうがいいのではないか。
これが、これまで非正規の仕事をいくつも経験してきた私が、現在実感していることです。


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